社会人になった働き始めたらいきなり保険入れなんて言われたことはありませんか?
私も社会人になって、集合研修の場で会社が提携している団体保険の説明をされて、「さあ説明してやったからこの場で入れ」とばかりの流れで「とりあえずよくわからないけど入っておくか・・・」と保険を契約してしまったことがありました。
また、その後も貯蓄型生命保険に「話を聞くかぎり60才まで保険料払い続ければ100万以上も儲かるじゃん」と何となくで入ってしまったこともありました(今はめちゃくちゃ後悔してます・・・)
その何となくで保険に加入してしまったばかり今の自分には必要がないのものにお金を払い続けてしまいました・・・
しかし、保険ってそもそも教えてもらう機会ってありませんよね。だけど、保険って
- 保険ってそもそも何で必要なの?
- どんな種類があるの?
- どの保険に入るかをどうやって選べばいいの?
って思いませんか?
今回は、そんな疑問を解決することすることができるように、自分が新社会人にうちに知っておけば後悔しなかったであろう保険の知識についてまとめてみました!
これから社会人になる人も、すでに社会人で保険について特に考えていなかった方も保険という商品について考えるきっかえになってくれれば嬉しいです。それでは解説していきます。
目次
本記事の参考本とHP
今回記事作成にあたり、下記の本、HPを参考にさせていただきたました。
参考書:本当の自由を手に入れる お金の大学 [ 両@リベ大学長 ]
日本一わかりやすいお金の教養チャンネル「リベ大」の誰も言わないけど、やれば人生が変わる〈お金の勉強〉超実践型バイブル! 経済的な不安がなくなり、貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う、一生お金に困らない「5つの力」が身につく!引用:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0876WHDDF?ie=UTF8
保険のみならず、もっと早く知りたかった少し後悔してしまう位に役立つお金の知識が詰まったすごい本です。発行部数も60万部を越えるベストセラーになっております。是非あなたも手にとってお金について学び出してみてはいかがでしょうか?
参考HP:楽天生命
楽天生命のHPになります。生命保険について詳しく解説があるので詳しく知りたい方はこちらご覧ください。
https://www.rakuten-life.co.jp/learn/column/type-of-insurance/
参考HP:東京海上日動
東京会場日動のH Pになります。損保保険について詳しく解説がありますので詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/world/guide/study/sonpo.html
そもそも保険は何のために入るの?
そもそも保険は何のために入るの?
そもそも保険って何の為に入るのかを知っていますか?
ここでは、「保険の役割」について解説していきます。
「保険の役割」とは日常生活における様々なリスクに備えることが本質な目的になります。
つまり、ここで言われている様々なリスクについて
- 具体的にどんなリスクがあるか?
- そのリスクはどれ位の確率で発生するのか?
- 起きてしまった場合どんな損害を被るのか?
を認識した上で保険を選ぶことができなければ、本当に必要な保険を選ぶことはできません。
今、保険に加入されている方も「ガンになってしまうかも・・・」「死んでしまうかも・・・」「怪我したら働けなくなるかも・・・」と何となく不安だからと、保険に入っている方もいるのではないでしょううか?
不安だからと感情を保険を選んでしまうのではなく、しっかりと数字を理論的に考えて本当に必要な保険を選べるように次項では保険の種類別に『1.どんなリスクが、2.どれ位の確率で発生し、3.どれ位の損失に対応できるか』の観点で解説していきます。
保険の種類は?
保険の種類は?
どういった種類の保険があるのかご存知でしょうか。
保険を契約する際には保険中身をある程度理解をしておかないと本当に今の自分に必要な保険なのかを判断することはできません。
その保険が、『1.どんなリスクが、2.どれ位の確率で発生し、3.どれ位の損失に対応できるか』という観点で紹介していきたいと思います。
生命・医療保険
死亡・ケガなどによる本人または家族の健康が損なわれた際のリスクに備えるための保険
死亡保険
死亡保険とは、死亡などの万が一のリスクに備える保険になります。基本的に保証額の増額、保証対象者の年齢がますごとに保険料が増加していきます。
厚生労働省平成30年簡易生命表の概要によると40歳男性の死亡率は、0.00094%です。10万人に1人の確率となり、これが多いとみるか少ないとみるかは人次第ですが、発生するリスクは低いと考えてよいとも言えます。。
ここで、会社員の夫、専業主婦の妻、学生の子供1人の3人家族のケースを考えてるみると、仮に一家の大黒柱の夫が死亡してしまった場合、収入がなくなり家族の生活は困窮してしまうかもしれません。
こういったケースでは、夫の将来の得るはずであった賃金もなくなり、家族は大損害を被るため、死亡保証でカバーしておけば安心できます。
- リスク:死亡
- 発生確率:低い
- 発生損失:大
医療・通院保険
医療・通院保険とは病気やケガで入院・通院・手術等をしたら一定の保証料金を受け取ることができる保証です。
保険会社にもよりますが、高度医療による治療を受ける場合の高度医療保証、ケガなどで就業不能となった期間自宅療養する際の保証として自宅療養保証、ケガや病気で通院する際の保証として通院保証などの保証があります。
ケガや病気になってしまう確率は死亡するはもちろん高いと思いますが、ご自身の経験を振り返って入院するほどケガ、病気をした場合で考えてると、それほど多くはないでしょうか?
また、治療の際の治療費は日本人ならば皆加入している健康保険により、原則自己負担は3割で済み、高額療養費制度により自己負担額が高額になった場合後で払い戻される制度もあります。
健康保険による自己負担額の支払いは基本的に貯蓄でカバーすることが可能ですが、そんななかで医療・通院保険でカバーするのは、自己負担額の支払いに困る方が対象だとも言えます。
- リスク:ケガ、病気
- 発生確率:そこそこある
- 発生損失:小(貯金で対応できるレベル)
がん保険
がんになり治療を受けた場合の保証になります。
生涯でがんに罹患する確率は、男性65.5%、女性50.2%と日本においてガンにかかる確率は2人に1人と誰しもがかかる可能性がある病気であると言えます。引用:https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
しかし、現在20歳の男性が30年後(50歳になるまで)にガンにかかる確率は2.5%とそれほど高くはありません。
- リスク:ガン
- 発生確率:社会人現役中に発生する確率は低め
- 発生損失:小(一般的な治療ならば貯金で対応可能)
介護保証
家族の介護が必要となった場合の保証になります。
介護保険法で定められている区分(要支援1・2、要介護1~5の7段階)で一定以上という商品もあれば、保険会社独自の基準を設けている場合もあります。
年を重ねて「要介護状態」になってしまうのは誰しも起こる決して確率は低いものではありません。
誰しも介護をしてもらうときはやってきます。
しかし、健康保険と同じように、介護保険があり要介護状態になって介護サービスを利用したとき「その費用の自己負担額1割で済む」という保険も存在します。
損保保険
偶然のリスクに対応するために入る保険。ご自身のライフスタイルにに必要なものがあれば保険に加入する。
自動車保険
自動車事故の際、搭乗者、第三者賠償、車などに生じる損害に備える保険です。自動車損害賠償保障法に基づき原則としてすべての自動車・原動機付自転車の保有者に加入が義務付けられている自賠責保険(強制保険)と、上乗せとして加入する任意保険があります。引用:東京会場日動
もしも、大きな事故を起こしたり、人を死なせてしまった場合の多額の賠償金が発生してします。しかし、一生で50年間車を乗り続けるとすると、人身事故を起こす確率は「約37%」と決して低い数字ではありません。
対人対物(無制限)の自動車保険に入っておくことは、交通事故の相手のためにも自分のためにも必ず入りましょう。
- リスク:人身・対物交通事故
- 発生確率:そこそこある
- 発生損失:大
火災保険
火災保険は、一戸建て、マンションなどの「建物」に損害があった場合、または建物内部の「家財道具」に損害があった場合に保証してくれる保険になります。
「火災」保険とありますが、火事だけでなく、大雨の際に洪水よる床上浸水などの「水害」、窓ガラスを割られて家財道具を「盗難」された場合など、天災から日常生活における事故を幅広く保証してします。
また、自宅から火事を起こしてしまい周囲へも大きな損害が出てしまった場合、大きな賠償金が発生してしまうケースも考えられる。
火事や天災など被害に遭う確率はそれほど高くないが、もしおきた場合は被害額が大きくなってしまう為、そういったリスクに対応できる保険となっている。
- リスク:火事・天災などによる被害
- 発生確率:低い
- 発生損失:大
身の回りの事故の保険(賠償責任保証、ゴルフ,旅行など)
日常生活における偶然な事故に備える保険。
賠償責任保証では、人の物を壊してしまい損害を与えてしまった、電車を止めてしまい賠償を要求されているなどのリスクに備える保険です。
他にも旅行中のけがに備える旅行保険、ゴルフ中にケガ、盗難、ホールインワンなどに備えるゴルファー保険なんてのがあったりします。
各社多種多様な保険を提供しており日々新しい保険が生まれています。
基本的には必ず必要といったものはなく、ご自身がリスクと感じたら入る保険になります。おきることが想定される大きな損害もさほどない為、基本的には保険に頼らず貯蓄で対応していきたいです。
- リスク:日常生活における事故
- 発生確率:想定されるケースのよって異なる
- 発生損失:それほど多くない
どういう観点で保険を選ぶべき?Case別に解説!
どういう観点で保険を選ぶべき?Case別に解説!
ここでは、先ほど紹介した保険の種類のうち実際に、どういった観点で保険を選んで加入するべきなのかを解説していきます。『本当の自由を手に入れる お金の大学』を参考にして解説をしていきます。
『本当の自由を手に入れる お金の大学』では低確率するが、大損害を引き起こすトラブルに対応するために保険で備えるべきとあります。
例えば、家計を支えている人の死亡などが「低確率、大損害のトラブル」にあたります。
また、一方でガンなどの低確率で発生し、損害もさほど多くないものに関しては保険ではなく社会保険などを活用し貯蓄で対応すべしと述べています。治療費が100万円程度の痛い出費となることもあるかもしれませんが、それ以上に貯金があれば対応が可能です。
基本的に保険は
・みんなで少しずつお金を出し合って
・運悪くトラブルにあった人を救済する。
仕組みで成り立っていますので、発生する確率は大きいものは保険会社も保険料の支払いが増えてしまうため、保険加入者にお得な保険というのは少なくなるとも言えます。
ここで、『本当の自由を手に入れる お金の大学』より、加入すべき保険をまとめると
となります。
それでは、実際にどうやって保険を選ぶべきかケース別に考えてみましょう。
Case1:社会人1年目独身の場合
それでは、社会人1年目独身のケースを考えてみましょう。
ここで前提は下記とします。
- 年齢:23才
- 住まい:会社の寮
- 自動車:なし
「お金の大学」の考え方により、低確率、大損害に備えるとすると
まず、独身で独り身ですので死亡してしまっても一家が露頭に迷うことはないと考えて「生命保険」は今はいらない。会社の寮に住んでいますのが、火事などのリスクを考慮して「火災保険」には加入すべきでしょう。
また、自動車を持っていませんので「自動車保険」への加入は不要です。
それ以外のトラブルに関しては、発生確率も差はあれど、発生しても損害はそれほど多くありませんので保険に加入の必要はないと思います。
よって、Case1の社会人1年目独身の方に必要な保険は下記になります。
- 火災保険
Case2:会社員8年目(妻、子供一人)の場合
次に、Case2:会社員8年目(妻、子供一人)の場合を考えてみましょう。
ここで、前提は下記とします。
- 年齢:本人30才,妻28才(専業主婦),子供1人
- 住まい:賃貸マンション
- 自動車:あり
ここで先ほどと同様に、「低確率、大損害」に備えるために保険を活用しようとすると
ここで本人が死亡してしまった場合、専業主婦の妻と子供には大損害となってしまうため、死亡のリスクに備えるため「生命保険」に加入する。賃貸マンションにに住んでいますので、火事などのリスクを考慮して「火災保険」には加入すべきでしょう。
そして、自動車を持っていますので「自動車保険」への加入は必須です。
先ほどと同じ様にそれ以外の保険は不要と考えます。
よって、Case2の会社員8年目(妻、子供一人)の方に必要な保険は下記になります。
- 生命保険
- 火災保険
- 自動車保険
今回は、自分が社会人なって早く知りたかった保険の知識として紹介させていただきした。
いかがだったでしょうか?皆さんが思っていたほど本当に必要な保険って少ないんだなと思いませんか?
自分も社会人になって数年経ってから保険について気になって色々と知識をつけましたが、新入社員の時は何も考えていませんでした。今思えば無駄な保険も色々入ってしまったなと思います。
この記事が新入社員の方もそうでない方も保険を見つめ直す機会になってくれた嬉しいです。
今回紹介させてもらった「本当の自由を手に入れる お金の大学」は、もっと早く知りたかった少し後悔してしまう位に役立つお金の知識が詰まった個人的にもすごくオススメしている本です。しかも、全ページフルカラーでとても見やすい。
「お金のことについて考えなとな」と何となく思っているあなたに大きな気づきを与えてくれると思いますので手にとってみてはいかがでしょうか?
以上!
終わりだよ